ローラーフォークを選択されたなら、
パスボーダーで活用が拡がります。
シートパレット作業の新たな選択肢として登場したローラーフォークですが、床作業を想定して開発されたアタッチメントのため、段崩し作業では操作が難しくなることがあります。
特に貨物が箱モノの場合、上下段のユニットロードの前面が面一に揃ってしまうと、その境界はシートパレットのタブが指し示すのみとなります。そこには下段側ユニット天面との空隙が存在しないため、ローラーフォーク先端部を刺し入れる場所をフォークリフトの運転席から見つけることが難しい状況が生じます。
パスボーダーは、周縁部にローラーフォークの先端部を収める空間があらかじめ設けられているため、ローラーフォークの機能を最大限に発揮できます。
パスボーダーは、当社が独自に開発した薄型パレットで、日本では特許を取得しております。薄い・軽いという特徴が活かされ易い国内の拠点間輸送を想定し、リターナブル用途に適した以下仕様のプラスチック製品をご用意しています。
・サイズ1,100㎜×1,100㎜×30㎜
・重量3.5kgs前後/枚
・推奨貨物重量500kgs以下/パレット
・底面には滑り止めを設け作業性を向上
・ネスティング構造により積み重ね時の高さは15㎜程度
(50枚積み重ね時の高さ800㎜以下)
リターナブル用途では、天面養生にプラスチック製品を採用され、再利用による廃棄削減を推奨しています。
なお、海外では、特許申請のみとし権利化していないため、同特許は海外で自由に活用可能です。海外から日本向けの貨物輸送にご検討いただける場合、日本側での荷受け作業ご支援ならびに機材販売が当社の役割となりますが、出荷元となる海外拠点側についても最大限ご支援申し上げますので、是非ともご相談ください。特に、タイとインドネシアでは現地側にパートナー企業がおりますので、ご安心ください。