FAQ一覧

Q. どうしてパスボーダーを開発したのですか?

A.発明者は、35年に亘りシートパレットシステムの顧客導入を支援して来た技術者として、
 システム導入の困難が専用フォークリフト装着機器の費用の高さと操作の難しさにあると理解しました。
 薄型パレットの必要性が高まる現状に対し、フォークマンの通常のレバー操作にて扱える
 低価格のフォークリフト装着機器が必要と考え、同装着機器が困難としていた
 段崩し作業ができるような構造を、薄型パレットへの導入方法を考案しました。

Q.パスボーダーにはどのような工夫が施されているのですか?

A.シートパレットシステムの課題克服のために、ローラーフォークというフォークリフト装着機器が
 販売されていますが、開発の目的はシートパレットの床作業にあり、段崩し作業が出来なかったため、
 余り普及しませんでした。
 パスボーダーは、このローラーフォークでも段崩し作業が出来る様に工夫したものです。
 段作業に際しては、下段側貨物天面を床面の代わりとしてローラーフォークが動作しますので、
 汚れ対策等注意は必要です。

Q.どの様な相談が多いですか?

A.貨物が手積みのためトラックが来てくれない、コンテナ荷下ろし要員が確保できない、
 といった課題解決にあたり、パレット輸送への切り替えに伴うコスト上昇を抑えたいとの相談が多いです。
 一般的に、保管用パレットによる輸送では、積載効率が低下するためトラックやコンテナの増便手配が必要となり、
 また、パレットの返送費用も高額になるため、大幅に物流経費が上昇します。
 レンタルパレットが借りられない特殊サイズではより深刻な問題となっています。

Q.パスボーダーの検討では何が最大の問題となりますか?

A.パスボーダーの操作に不可欠な専用フォーク爪が最大の問題となります。
 まずは費用が掛かること。積み地と荷下ろし地の最低でも2台が必要となります。
 また、操作に対する慣れが必要なことも挙げられます。その様なご不便を軽減するため、
 レンタルもご用意しております。操作自体は簡単ではありますが、慣れを要しますので
 当社社員がマンツーマンで操作方法の習得をお手伝いさせて頂きますのでご安心ください。

Q.コンテナ輸送におけるパスボーダーのメリットは?

A.一般的にコンテナ輸送ではワンウェイパレットが利用されますが、
 最も汎用的に使われている木製パレットとの比較では積載効率を低下させ難いことが挙げられます。
 特にワンウェイ用紙製品は「木製パレットよりも安く!」を目標に原価低減に努めているのに加え、
 着荷地では産業廃棄物として処理される木製パレットの廃棄費用分がそのままお客様のメリットとなります。
 最近では、リターナブル用樹脂真空成型品によるパレット循環を検討されるお客様も出てきました。

Q.パスボーダーの品揃えは?

A.ワンウェイ用とリターナブル用の2種類を取りそろえています。
 ワンウェイ用は、素材を紙ハニカムボードとして日本およびインドネシアで生産委託しています。
 特徴はサイズ対応が容易なことで、1,250㍉×1,020㍉等規格外への対応も可能です。
 リターナブル用は、現状1,100㍉×1,100㍉サイズの樹脂真空成型品を日本でのみ生産委託しています。
 1,200㍉×1,000㍉サイズの樹脂真空成型品も準備を進めています。

Q.パスボーダーはテストできますか?

A.はい、是非ともテストをお願いします。
 パスボーダーは新しい超薄パレットのため、まずはどの様なものかご覧頂くのが先決と考えます。
 そこで資機材一式を貴社拠点に持ち込み、実際の貨物を扱わせて頂くデモンストレーションを無償で提供しています。
 使えそうとの感触が得られましたら輸送テストの実施となりますが、その際はワンウェイ用紙製品をお買い上げ願います。
 専用フォーク爪はレンタルをご用意。

Q.遠隔地への対応はどうですか?

A.当社は東京都大田区に所在しておりますので、遠方のお客様への対応が出来ないと思われがちですが、
 これまで北は北海道北見市、西は佐賀県鳥栖市と幅広く対応させて頂いてます。
 理由は、専用フォーク爪が乗用車でも積み込めるので、自車で運搬できるためです。
 ただ、デモンストレーションは無償でご提供させて頂くようにしてますので、
 複数案件が組めるよう日程調整にご協力頂けますと大変助かります。